石の里 大谷

はるか大昔の日本列島のほとんどが海中にあった頃、海底火山が噴火し火山灰や軽石が堆積した緑色凝灰岩が大谷石です。
耐火性に優れ軽くて加工が容易なため、外壁や石垣・門柱等に使われています。

石の里 大谷

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大谷の奇岩群/大谷景観公園
大谷資料館と平和観音・大谷寺(大谷観音)間を歩く途中にありました。
数組、昼食中でした。

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大谷資料館前の第1駐車場です。

平日は、第1駐車場は団体バス、身体障がい者及び高齢者の方専用とし、一般車は手前の第2駐車場をご利用ください、とのことでしたので、私は第2に停めたのですが他に1台だけ、そして第1はこの通り、という秋晴れの暑い日でした。
第1~第2駐車場はせいぜい200m位でしょうか、遠くないです。

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大谷資料館は大谷石採石場の跡地です。
映画・テレビやプロモーションビデオ等の撮影に使われたそうです。
館内気温は12℃とのことでした。上着があった方がいいかもしれません。

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大谷資料館

階段を降りていきます。
ライトアップされ、幻想的というか神秘的というか、映画のシーンに出てきそうです。

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降りた階段を振り返りました。

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華道家 假屋崎省吾さん作です。

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大谷ミュージアム
大谷資料館の敷地内に併設されています。
帝国ホテルロビーを飾る壁面レリーフのレプリカが展示してあります。



 

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平和観音
戦没者を追悼し世界平和を祈念するため、終戦後間もない昭和23年(1948年)から6年の歳月をかけて、大谷石採石場跡の凝灰岩壁に手彫りで製作されました。
高さ約27m、顔の長さ5m、胴回り20mの大きな像です。

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展望所からの横顔です。

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平和観音のある大谷公園は、石像、採石場跡、奇岩など大谷全体の景観をコンパクトにまとめた公園です。

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大谷寺(大谷観音)
葵の紋です。徳川家康の長女・亀姫が大谷観音再興への尽力者のようです。

本尊は千手観音菩薩です。
堂の中に入ると、凝灰岩の岩壁に彫られた高さ約4メートルの千手観音があります。
弘法大師が自ら刻んだと言われる日本最古(平安時代)の磨崖仏です。
堂内撮影は禁止です。

宝物館
大谷寺洞穴遺跡からほぼ完全な形で発掘された縄文時代最古(1万1000年前)の人骨が見られます。



 

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弁天堂
弁財天(七福神の中の紅一点で開運・財運の神様)が祀られています。
この池に棲んでいた毒蛇は人々を困らせていましたが、弘法大師に退治されてからは心を入れ替えて白へびになり、弁財天にお仕えしているそうです。
参拝後に白へびの頭を軽くさするとご利益が、、お試しあれ。

歩いて巡るなら、宇都宮市営大谷駐車場がいいかと思います。無料です。平和観音(大谷公園)参道の大谷街道(県道188号)向かい側(西側)にあります。
平和観音・大谷寺~大谷資料館の距離は片道1km程度です。歩きましょう。