広島・山口・島根

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広島編 100円玉を握りしめて

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9月23日は3連休の最終日とあって、観光地はどこも混雑していたことでしょう。宮島もそうでした。
オバ(ァ)ちゃんが案内してくれたのですが、元気いっぱいで歩くのが速いこと、人混み多い中で追いかけるのが大変でした。
嚴島神社では結婚式が行われていました。人が多くてじっくりと見物は出来ず、賽銭箱になかなか手が届かず参拝も大変でした。

その後、昼食場所まで移動したのですが、「五重塔の向こうに見えるのが千畳閣、100円玉を握りしめてぜひ観に行ってね。100円だよ」「昼食を終えたら(お店で)お土産を買ってね。実は私はそこの回し者」と、元気な面白いオバ(ァ)ちゃんでした。
昼食を終えて外へ出ようとすると呼び止められ、戻ると試食を勧められ、ちゃっかりと買い物かごまで持たされたのでした。お土産を見るふりしながら歩きまわり、こっそりと買い物かごを戻したのさ。

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豊臣秀吉の命によって建立が始まった大経堂ですが、秀吉の急死によって工事が中止となり板壁もないまま現在に至っているそうです。
1000畳には少し足りませんが857畳もの広さがある、千畳閣と言われる豊国神社です。

山口編 城を遠くに眺め橋を渡る

実家の近くには国道104号が走っています。そして、国道4号に接続しています。
どちらにも 4 が入りイメージは悪そうですが、日本橋と青森を結ぶ国道4号は総距離740kmを超え全国1位です。
高速道が完成するまでは車での帰省に利用していました。
以前は一級国道(番号が1桁・2桁)と二級国道(3桁)に分けられていたのですが、今は一般国道に統一され新設国道は3桁になるようですね。
一般国道に対するものが高速自動車国道です。

ふと道路標識を見ると国道2号とあります。
そうか、今走っているのが大阪で1号から接続した2号、このまま進めば北九州で3号に接続し鹿児島まで行くのか。
暇があれば(ありそうで、実はない?)金銭に余裕があれば(ない!)長距離ドライブもいいな、と思いながらバスの中で揺られているのでした。

ウトウトしてきた頃に錦帯橋に着きました。
日本三名橋や三奇橋に数えられたり名勝に指定されています。さくら名所100選にも選定されているようで、花見の頃には吉香公園と共に混むんでしょうね。

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訪れたときは3連休が終わり紅葉にも早く、のんびりと歩くことが出来ました。
遠くの山上に岩国城を眺めながらアーチ橋を渡り、転けそうになりました。

バスを利用したツアーでは、走っているときは眠っていてもいいし、目的地に着いて駐車場が混雑していてもマイカーに比べて駐車しやすいですね。
個人ではなかなか行けそうにない所へも連れて行ってもらえることもあります。
ただ、自分の好きなように見学時間を調整することが出来ず、食事時間も決まっています。

今回は、昼食時間まで1時間、昼食を終えてから出発するまで1時間弱でした。
時間がたっぷりあればのんびりと散策し、ロープウェイで岩国城まで登りたかったんですが、ん~ん、中途半端な時間割でした。
昼食後は皆んな時間を持て余し、予定より早めの出発となりました。
来た道を途中まで戻り、三次ワイナリーやお菓子の寿城に立ち寄り、宍道湖を眺めながら、大山温泉に向かったのでした。

この日の朝、平和の時計塔の8時15分のチャイムで黙祷し、広島平和記念資料館で原爆・戦争の悲惨さを目にし、資源のためであってもやはり原発は止めたほうがいい、と改めて思ったのでした。

島根編 観光客多し 美術館と大社

横山大観の作品とともに日本庭園でも有名な足立美術館を訪れました。
館内の窓を額縁に見立てて庭を鑑賞する「生の額絵」や、くりぬいた床の間の壁を通して観る「生の掛軸」がありますが、その真似をしてみました。
シャッターを押そうとすると、カメラを構えてるのを気にせず前に立ちはだかる人もいて、押すのは今でしょ、パチリ。

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この時に限って、将軍の孫と共に(昔)お姉さんも出迎えてくれました。
撮れ具合はどうかな、昔に戻れるかな。

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足立美術館・大観コレクションの中でも最大の作品である絢爛豪華な屏風「紅葉」は毎年秋季特別展に展示されるようです。雄大な富士を描いた「神国日本」もありました。11月30日までです。

前々日・前日とお天気は大変良かったのですが、足立美術館をあとにする頃から空模様が怪しくなってきました。昼食を終え出雲大社に向かう途中で、雨が強く降って来ました。
連休は終わっていますが、60年に一度の大遷宮というだけあって混み合っているようです。混んでいるだけではなく、ここに来て雨に降られるのか、と心配しました。
でも、大社に着いた時には雨がやみ、その後も時折降ったりはしましたがあまり濡れずに済みました。旅に出ても、不思議とずぶ濡れになることはないです。これも日頃の行いの良さでしょうか。

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出雲大社の正しい参拝を予めネットで調べておきました。
・脇の駐車場から入らず、本来は勢溜の大鳥居から参道を進む
・中央は神様の通り道であり、左右どちらかに少し寄って歩く
・手水舎で、右手に持った柄杓で水をくみ左手を清め、持ち替えて右手を清め、更に持ち替えて左手に水を受けて口をすすぎ、柄杓を立てて残った水で柄を洗う
・銅鳥居をくぐるときは、左右どちらかに寄って一礼し、右側のときは右足から左側のときは左足からくぐる

・拝殿の裏手に回って八足門の前へ立ち、御本殿はここからお参りする(一般参拝では八足門から中に入れない)
・一度会釈をし、賽銭箱の前に進み出て静かに賽銭を納める(投げ入れない)
・拝礼は二拝四拍手一拝 、姿勢を正し90度に腰を折る拝を2度、手のひらを合わせ右手を少し下にずらして(右手は体、左手は心、体を一歩下げる気持ち)4回打ち合わせ、右手を戻して手を合わせ静かに祈る

団体ですと、ネットで調べたような参拝が思うように出来ません。案内人のあとをついていくしかありません。
賽銭を納め、さて二拝、と思ったときに、近くの数人一斉の柏手の音が聞こえてきて心を乱されてしまいました。ぎこちない二拝四拍手一拝をすることになってしまいました。残念。
また、祈る(念ずる)のは、お願いごとをするのではなくこれまでのお礼・感謝をするものだ、ということも聞きます。あまり意識しすぎて、何かごちゃまぜのお祈りをしてしまいました。これも残念。

ということで、予定していた観光・参拝は全て終わり、バスは広島空港までひたすら走り戻ったのでした。
バスに乗って走ってる時間が長かったですね。オプションの昼食も美味しくなかったですね。ゆっくりしたい所ではあまり時間がなく、反対に時間が余り過ぎた所もありましたね。大山温泉のホテルは添乗員すら宿泊出来ないくらいの満室、大浴場(女)は朝5時からもう混んでいる、でしたね。
いろいろ不満はありましたが、地元~羽田の送迎付きであり、飛行機はちゃんと飛んでくれたし、個人で3日間旅するにはちょっと遠すぎることも考慮し、今回のツアーは良しとしましょう。お疲れさまでした。